パール木本のPerlテックブログ

世界的プロジェクトに携わるPerlプログラマー「パール木本」のテックブログ。書籍「業務に役立つPerl」,ユーチューバー, 木本システム代表取締役社長。

人々がパワー(権力)に苦しむ時代にPerlは人間的な価値を提供できる

青年「壮大なテーマですね。今回のタイトルは」

木本「ふふふっ。」

青年「名に笑ってるんですか。」

木本「パワー(権力)を使うということに、どんなことを連想します?」

青年「うーん、パワハラとかですか。」

木本「そうだね。パワーを使って、嫌がらせをするということだね」

青年「パワーそのものが、悪いことなんですか?」

木本「良いパワー(権力)はあるかな。」

青年「なんだろう? 法律とか?」

木本「そうだね。法権力は、犯罪を防止するのにも役立っているね」

青年「良いパワーの使われ方と、悪いパワーの使われ方があるということですね。悪いパワーってどんなのがあります?」

木本「たとえば、公正に扱わないこと。バイアスを生み出し続けること。トレンドを操作すること。自分は愛されている・人気があると信じさせること。徹底的に無視をすること。特定の人・物に注目を浴びさせないこと。」

青年「確かに、それは、パワーの悪い使われ方の感じがしますね。」

木本「パワーの悪い使い方を、権力のトップにいる組織や存在が、行い続けているので、僕は、そこには参加しないんだ。」

青年「そこに参加して、アクセス数やお金や人気を求めないということ?」

木本「そうだね。そういう環境に身を置き続けることは、長いエンジニ人生を考えると、良いことがないんだ。」

青年「Perlは人間的な価値を提供できるというのは、どういうこと?」

木本「Perlは、人間が慣れ親しんだものに対して、敬意を持つという考え方をプログラミング言語に含んでいます」

青年「たとえば、どんなものがありますか?」

木本「たとえば、sedの構文を、Perlの正規表現で使える。これは、sedを覚えた人が、同じ知識をそのまま使えるということを意味しているよ」

青年「一度人が慣れ親しんだものが、そのままPerlでも使えるということですね。」

木本「そう、これは、C言語風の構文、シェルスクリプトの変数展開、Lispで動的リストを簡単に扱える経験といった、エンジニアが慣れ親しんでいると想定されるものを取り入れている。」

青年「Perlは、新しく覚えることの負担をなるべくかけないという考え方があるということですね。」

木本「そうだね。それと、myやourなどの、中学校一年生で覚えるような単語がPerlのキーワードにあるよ」

青年「日常の言葉を、プログラミング言語に取り入れたということですか?」

木本「そうだね。他の例は、Perlは、型を意識しなくても、算数で習った「1 + 1」がそのまま動く。人間がそのように書くであろうということに対して、Perlプログラミング言語の方が努力をしている」

青年「この俺の流儀に従え、ではなくって、ユーザーや使う人間に対して配慮があるということですね」

木本「そうだね。人間の現実の世界は、ある程度複雑であるから、Perlの方もある程度、柔軟でなければならないという考え方だね。Perlには、パワーを使うという発想がないんだ。」

青年「そういう考え方は、斬新ですね」

木本「そうでしょう。良いやり方には複数の方法・たどり着き方がある。多様性の本当の意味での尊重だね。」